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平成8年度において,つぎの課題を調査研究の目的とする。

(1)平成7年度の新制御方式の性能向上および実用化検討を実施する。

(2)既存のオートパイロットに組み込んで試験するために必要なソフト,試験データ収録装置などの製作を行う。

(3)実船試験の実施と解析をPID制御,アダプティブ制御(MRACS方式)と比較試験する。GPS/DGPSの基本性能の把握と,それを用いた航路軌跡の評価試験を実施する。

 

2. 実施内容

 

ここでは実施した項目について,その内容を説明する。ただし,既存のオートパイロットへの搭載ソフト製作は除く。

 

2.1 性能向上検討

 

補償系(変針と保針のフィードバック制御器)と,船体パラメータを推定する同定系について検討した。

(1)補償系:フィードバック制御器のゲインは,ノミナルパラメータに対応するゲイン表から船体パラメータに対応するものを設定している。

 

●制御特性の一様化(正規化):船体パラメータの種々のノミナル値に対する制御特性

 

 

 

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