設計とコンサルタント
船舶設計者により大きい自由度を提供する代替出力源とディーゼル電気、ポッド推進装置
過去5年から7年の間に、Deltamarin社は数多くの新しい船舶形状を開発してきた。その開発は、低速、中速、高速ディーゼル、ディーゼル電気機械装置、ガスタービンで駆動する各種船舶のエンジンルーム及び機械装置設計の広範囲な経験にもとづいている。
斬新な機械装置のオプションを応用し、その新しい機械装置の形状が船舶の構想に適合するように作られていると、船舶の全体的な経済性が向上するもので、その逆はあてはまらないことが広範囲にわたる参考資料及び研究で証明されている。
また種類の異なる船舶ではニーズが様々で、それらのニーズに適合するには下記の装置から最適の機械形状を選択しなければならないことも明白となっている。
●機械直接式或いはギヤー式
●機械ギヤー式或いは電気推進装置
●電気ギヤー式或いは直接駆動
●従来の軸線或いはポッド・スラスター推進装置
●直接或いはスタティックガスタービン
タンカー
研究及び最近の新造船では、すべての機械装置を船尾に配置したディーゼル電気構想には数々の利点があることが分かっている。その利点は技術面ばかりでなく経済面にある。将来性のある成果は、提供されている利点を理解できるオーナー達から多大の関心がよせられている。あらゆる論議のなかでの主要な困難点はディーゼル電気推進船舶の価格である。所要の追加装置以外のもの及びその効果を確認することは、造船所にとっては一般的に困難である。
しかし、従来の直接駆動設計よりも建造費及び運用費が少ない高度に冗長性のある高性能のディーゼル電気タンカーを建造することは可能である。電気機械装置がもたらすあらゆる構想上の利点及び可能性を適切に適用して障害を克服している。
ディーゼル電気機械装置の最近の成功、特にタンカーにおける成功は構想上の思考にもとづいている。従来のディーゼル電気機械装置に取って代わるその考え方は、確かに下記に述べる総ての利点を達成するための適切な方法ではない。
機械装置の配置、機械装置のモジュラー化、貨物タンクの配置、荷役能力、積荷能力、船体形状、パワー条件、構造原理、機械装置及び運用上の冗長性、保守、建造手順、施設及びタイミング。