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境規制が厳しくなるに伴い、ガスタービンからの有毒物質排出レベルが低い点も、ますます高く評価されるようになろう。

回収装置の下流側に排気ガス熱交換器を増設すれば、ICR型ガスタービンの性能を向上できる上、排気ガスの残留熱から大量のプロセス蒸気を発生させることも可能だ。こうした蒸気は、清水の生産、乗客用スペースの冷暖房、温水供給、クリーニング、調理などに利用できる。

ICR型ガスタービンは出力/重量比が高く、環境にやさしいため、高速フェリーにとってはとりわけ魅力的だが、その他の各種客船に装備されているディーゼル・エンジンに代わる代替エンジンとしてもコスト効果が高い。

 

 

 

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