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・rigはより良い位置を保つ。(従来の係留装置と比較して、ドリフトが50%の範囲内で減少している)

・改善されたrig位置を保つため、海のライザーシステムの設計は、より効果的にすることができる。

・全ての係留索/サクションアンカーは、ドリリングユニットが到着する以前にあらかじめ設置することができ、そのユニットが試験場所を離れた後、回収することができるので、係留作業のコストを削減する。

・自動位置制御ユニットと比較した、対ドリフトの信頼性。

・自動位置制御ユニットと比較して、燃料のコストを削減する。

・深海ドリリングでは、活用することができ、しかも安価なユニットの使用を可能とする。

 

7. 結論

 

以下の結論は、本文書に述べられているSaga Petroleumの実地試験から引き出される。

・実地試験では、標準AHTS船からの効果的な設置と、サクションアンカー、ファイバーロープの回収について立証された。しかし、この方法には更なる改善の余地がある。

・対象のファイバーロープ(HMPEとポリエステル)が緊張レグ係留装置に適しているかを立証するために、そのロープに関する十分なデータが得られている。

・従来の係留装置と自動位置制御ユニットに代わるものとして、サクションアンカーとファイバーロープを使用した、緊張レグ係留装置は、実行可能で、コストが安いことを表す。密集した海底エリアと深海では、かなりの利益と可能性を提供するであろう。

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