2.1.5 その他
(1)国際掘削計画(ODP)
1981年Conference on Scientific Ocean Drilling(COSOD)が開かれ、深海掘削の将来計画が練られた。この結果、新しい国際掘削計画(ODP:Ocean Drilling Prograｍ)が発足し、学術掘削船JOIDES Resolutionによって現在まで研究が進められている。ODPは、海底への掘削によって地球の構造、ダイナミクスそして進化を探る国際共同研究事業である。現在、アメリカ、日本の他に、フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア/カナダ/韓国／台湾連合体、ヨーロッパ科学財団深海掘削連合(ベルギー、デンマーク、フィンランド、ギリシャ、アイスランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコの12カ国連合体)の7メンバーが加盟している。(詳細は、OTC'96を参照)
OTC会場にもODPのブースが出展されており、今までの科学成果や学術掘削船JOIDES Resolutionの模型が展示されていた。また、Leg164でのガスハイドレードに関するセッションなども行われた。
