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台車及び乗り換え台車の移動を円滑にさせるには、プラットフォーム及び陸上部に設置されたレールのゲージの確保が行われ、また不都合な段差が生じぬように設計,施工,維持管理する必要がある。

キールブロックとビルジブロックの台車のレール間隔は、1.5m〜3.0m程度である。また、乗り換え台車のレール間隔は今までの実績によれば2.0m〜7.0mとなっている。

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陸上部でのレール間隔は、基本的には土質条件とレールの本数によって異なる。また、レール基礎の構造も土質条件やレールの本数によって異なり、抗基礎や直接基礎(ベタ基礎)となる。

また、台車輪荷重が50〜100(KN/1輪)と比較的小さい場合には、基礎を軌道ごとに設けるような構造も考えられるが、そのような場合には、基礎と基礎をつなぐような部材(つなぎ梁)を設けた方がよいだろう。

レールの据え付けは、コンクリート基礎の溝に設置する場合と、水平なコンクリート基礎上面に直接設置する場合がある。レールを溝に設置する場合で、ゴミ等で溝が埋まるような時には、ウォータージェット等を用いて清掃するのがよい。(図-10)

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プラットフォームと陸上部のランディングバースの接合部の構造は、レール天端に不都合な段差が生じぬよう特別の工夫がなされている。(図-11)

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