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? 造船産業の能力と発展可能性

 

?-1造船産業の能力

 

a. 企業数

1996年末現在、登録造船所数は約240、大半が小規模な造船所である。240のうち4造船所は国有。

 

b. 能力

1)新造船

業界全体の新造船能力は年間160,000GT。

2)修繕船

全体の設備能力は3,000,000GT。

3)設備

a)建造用船台:最大50,000DWT

b)クレーン:400トン

c)乾ドック:50,000DWT

d)浮ドック:65,000TLC

e)船 架 :30,000DWT

f)船体昇降機:300TLC

 

c. 投資

1996年までの造船産業の累積投資額は±1,420百万米ドル。

1996年までの累積投入労働力は36,000名。

 

d. 技術導入

1)船舶設計・工学

船舶設計・工学技術の導入が行われ、国内ニーズへの適応も実施された。船舶の構成部品、機器の一部は国産化されている。

船舶設計の信頼性を確保するため、スラバヤの流体力学実験室で模型船のテストが実施されている。

2)生産工学

船体の建造では100〜400トンのブロックを組み立てる工法が採用されている。

この工法により、製品の品質、作業の効率がともに向上する。切断、溶接はコンピュータ制御で行われる(CAM)。

 

e. 生産実績

造船所の生産実績は引き続き伸びている。現在、インドネシア造船業は以下の通り、多様な船種、船型の新造・修繕能力を備えている。

 

 

 

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