ることが大切であり、ユーザーへの指導が重要である。
→水分混入が多いと燃料フィルターの目つまりが早く、又プランジャ、ノズルが腐食摩耗により寿命が短かくなるとともに燃焼不良を招き、ピストンにカーボンがたい積し、エンジン不調になるとともに、焼付きの原因となる恐れがある。
→カーボンたい積状況と、燃料フィルターの汚れ状況を3・6図、3・7図にする。
3)クランク軸まわり
(1)前動力据付芯出し不良に起因するクランク軸折損(稼働50Hで曲げ応力による折損例)
→据付状態は、3・8図に示す通りで、折損個所は、クランクアームとクランクピン付根部分で破断面を3・9図に示す。破断個所および図2-22に示す破断面よりわかるように、内側(矢印)を起点とした曲げ疲れ破壊である。尚図2-21に示す対策処置後は順調に稼働中である。
→余分な間座は極力使わない。オーバーハングが大きくなるだけ不利になる。
→特に現地手配で作る間座、カップリングなどは同心度など重要な寸法については事前にチェックしておくことが必要。同心度が狂っているといくら芯出しを正確にしても意味がない。