〔チェック法〕
イ) 外見は、オーバーレイもあり、黒ずんで見えるが一見正常に見える。
ロ) 表面を針金で引っかくとすべる。(正常品は柔らかく傷がつく)
ハ) 拡大鏡で見ると無数の穴が見える。
→オイル劣化が進み、メタル焼付きに至った例の状況を3・4表、3・4図、3・5図に示す。
※引火点254℃ → 204℃は燃料の混入を意味し、逆に動粘度が155.1 → 189 mm2/sと増加していることは、オイルがかなり劣化している。
※全酸価、全塩基価の両者が使用限度を大幅に越えており、腐食性が強く、清浄性がなくなっている事がわかる。
※ペンタン不容分も、使用限度の3倍の値になっており、エンジンが大変汚損されていることがわかる。