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問2-3-6

次の文は,船尾管軸受について述べたものです。正しいものに〇印を,誤っているものには×印を( )内につけなさい。

( ) (1) 海水潤滑軸受材として,リグナムバイタが使用されるが,リグナムバイタは自己潤滑性に優れ,その含有樹脂分は温度の影響を受けにくいので,船尾管内への注水が止っても特に問題なく,使用できる利点があって普及率が高い。

( ) (2) 船尾管軸受として,リグナムバイタを換装する際,リグナムバイタは,自然木で自己潤滑性に優れ,木質が均一であるので,軸受荷重の受ける軸受面に板目を使用した。

( ) (3) 本船上架時,船尾管軸受のりグナムバイタ支面材とプロペラ軸との軸受すきまを計測した。船舶機関規則では,軸受摩耗限度の規定がないので,過去の実績などから判断して,そのまま使用した。

( ) (4) 船尾管軸受でゴム軸受を採用する際,ゴム軸受は,摩擦計数が小さく,しかも耐摩耗性に優れている利点がある。リグナムバイタ軸受に比べて,軸受部の温度上昇もすくないので,リグナムバイタ軸受より冷却水の注水量はすくなくした。

( ) (5) 船尾管軸受がホワイトメタルの場合,軸受性能としては非常に優れているが,プロペラ軸が軸受に片当りしないよう軸系の芯出に十分注意する必要がある。

 

問2-3-7

プロペラ軸で,第1種軸のものには〇,誤っているものには×を付けなさい。

( ) (1) 分装青銅スリーブで,その間をロープ巻で保護したもの。

( ) (2) 鍛鋼製プロペラ軸で,承認されたシール装置を設けたオイルバス型の船尾管を有する場合。

( ) (3) 全通青銅スリーブを装備したプロペラ軸。

( ) (4) 分装青銅スリーブで,その間をゴム巻又は,FRPで保護したプロペラ軸。

( ) (5) SUS304製のプロペラ軸。

 

 

 

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