問2-2-77
過給に関して述べたものである。正しいものには〇,誤っているものには×を( )内に記入しなさい。
( ) 1. 過給方式には,吸排気管の中の慣性効果を利用したものが一部にはあるが,大半は排気タービン過給機によるものである。
( ) 2. 慣性過給方式は,別名「静圧過給方式」と呼ばれている。
( ) 3. 排気タービン過給機の特徴としては,同一出力の無過給機関に比べ機関の小形化ができ,燃料消費率の向上が図れる。
( ) 4. サージング現象とは,排気タービン過給機のタービン側に発生する現象で,故障ではないが振動と大きな騒音を発生する。
( ) 5. コンデンス現象とは,湿度が高い時にインタークーラでの温度低下が大きく,空気中の水蒸気が結露することである。直ちに事故にはならないかバルブ,シリンダライナ,リング等に錆を発生させるので,できるだけ凝縮水をシリンダに吸い込ませないようにする。
問2-2-78
過給機の特徴について正しいものに〇,誤っているものに×を付けなさい。
( ) (1) 過給機付機関は,平均有効圧が上昇するので機械効率も向上する。
( ) (2) 過給機付機関は,機関の出力が向上するので燃料消費率も増加する。
( ) (3) 過給機付機関は,低負荷〜高負荷まで燃焼が向上する。
( ) (4) 過給機付機関は,最高爆発圧力が上昇するので,排気の爆音も大きくなる。
( ) (5) 過給機付機関は,圧縮比が小さくオーバーラップも小さいので,無過給運転では100%の出力を出すことは出来ない。