問2-2-31
次の文章はエンジン運動部について述べたものである。正しいものには( )内に〇,間違えているものには×を入れなさい。
( ) 1. エンジン運動部はクランク軸,主軸受,スラスト軸受,台板,ピストン,連接棒ならびにバランサ,ハズミ車,ダンパ等からなっている。
( ) 2. クランク軸の点検整備で重要なことは,テーパーキ-溝部分,アーム部とジャーナル部またはピン部との付け根部分,油穴の周辺などに亀裂が発生し易いのでこの部分をカラーチェックや超音波探傷法により点検する。
( ) 3. 主軸受メタルには,ホワイトメタル(錫鉛合金),ケルメットメタル(銅鉛合金),アルミメタル(アルミ錫合金)等が多く用いられている。
( ) 4. 連接棒は機関部品の中で最も大きな変動荷重(圧縮,引張りの繰返し)を受けその上曲げ作用も働き熱や振動も加わるため十分な強度を持たせる必要がある。
( ) 5. アルミピストンの点検整備は頂面の亀裂を磁気探傷試験で調べ,ヘアークラック程度の浅い亀裂はグラインダで完全に削り落とし,亀裂の深いものは交換する。
問2-2-32
次の文章で正しいものに○,誤っているものに×を( )内に付けなさい。
( ) 1. クランク軸の点検でもし亀裂が軸芯と90°方向に入っている場合は,ねじり振動による恐れがある。
( ) 2. クランク軸の点検でデフレクション過大の場合はアーム部の中央部分に発生することが多い。
( ) 3. 連接棒の点検でウオーターハンマや焼付事故に起した場合は曲りや平行度のチェックが必要である。
( ) 4. 連接棒ボルトは外観上に異常が認められなくてもメーカの指示する使用時間に達したものは交換しなければならない。
( ) 5. バルブローテータの点検は運転中に弁腕室フタをはずして弁の回転状況を確認する。