間歯車を取付け,歯車ボス部のエンドプレーをダイヤルゲージで測定し基準内に入るようにシムで調整する。
2・66図に示す各歯車の噛み合い部分の歯形背面の遊び(バックラッシュ)をダイヤルゲージで測定し,組立基準内であるか点検する。
バックラッシュは軸とブッシュのスキマ,歯面の摩耗,軸心のズレなどにより変化し,バックラッシュが大きくなり過ぎると歯に衝撃力が働き円滑な噛合はもとより,騒音(ギヤ音)の発生が大きくなり歯の折損などの原因となる。また小さ過ぎると噛合いが窮屈になり歯先が干渉するなどして円滑な噛み合いができなくなる。