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異なる。

( )3. ケルメットメタルやアルミメタルはゴミを嫌わないので、メタル材として最適である。

( )4. 交換のインターバルは、メーカの指定する耐用時間を守れば良いので、機関の傾向を把握する必要は無い。

 

12. 次の文章は、整備の基本に関して述べているが、正しいもの1つに○を付けよ。

 

( )1. 整備とは、機関を停止して分解・解放・修理を行うことであり、常に機関の性能を維持していくための、燃料、潤滑油、冷却水などの管理、過給機の洗浄など日頃の計画的な点検は、整備とは別問題である。

( )2. 機関の保守点検要領とそのインターバルは、メーカの取扱説明書に従えばよく、機関の使用環境などは考える必要はない。

( )3. 分解の過程で当初予想されなかった異常箇所が発見されたので、今までの経験をもとに修理作業を実施した。

( )4. 整備、修理時には、部品について修理するかまたは新品と交換するかを判断しなければならないが、部品の損傷、摩耗の程度を調査し、次回の整備までの使用条件、時間などを考慮して、交換の要否を判断する。

 

13. 年間約4000時間稼働する主機関を1年後初めて解放したが、各部の状況は下記の通りであった。部品の交換又は、原因を調査する必要があるものを1つ選びなさい。

 

( )1. 摩耗限度1.Ommのシリンダライナであるが、内径を計測した結果、摩耗率は1000時間当たり0.04mmであった。

( )2. クランクメタルはケルメットメタルであるが、下メタルのオーバーレイが中央部で表面積の約1/5薄くなり始めていた。

( )3. 排気弁は今回初めて解放したが、弁棒とガイドのスキマは0.4mmであった。この機関の弁棒とガイドのスキマ限度は0.45mmである。

( )4. ピストンリングとリング溝のスキマは解放時0.15mmであった。この機関の同部のスキマ限度は0.3mmである。

 

 

 

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