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3. 次の文章は整備及び高速機関の具体的な整備項目と整備インターバルについて述べたものである。各項目の内、適切と思われるものに○を付けなさい。

 

( )1. 6ヶ月毎の点検と保守整備では、燃料弁の調圧と噴霧点検を行うとともに、吸排気弁の解放点検も行うとよい。

( )2. 機関を常に良好な状態に保って安全運転を続けるためには、機関廻りをいつも点検していることが基本である。

( )3. 保守点検は、取扱説明書に示されているメーカの標準的な基準によって行うとよい。それによって、局部的な不調の兆しを見つけ、速やかに点検・整備して不具合箇所の拡大を未然に防止することが重要な目的の一つである。

( )4. 排気タービン過給機は、低質燃料を使用する場合燃料油中のNaとV成分等による堆積物がタービンノズルやブレードに急速に付着し、軸受けの寿命を短くすることから、適切なインターバルで解放し、堆積物を除去する必要がある。

( )5. 主軸受けメタルは個々の使用条件によって、メタルのオーバレイの摩耗、ヘヤークラックの発生等の状況は異なるから、それぞれの機関の傾向を把握するまでは1年毎に定期点検を行うべきである。

( )6. 舶用機関の整備は、難しい判断が必要となる場合が多く、使用条件、時間や記録も必要であるが、データに基づいた判断よりも、長い経験と勘に基づいたノウハウによる判断の方が重要である。

 

4. 次の文章は、高速機関の整備項目と整備インターバルについて述べたものである。

各項目の内正しいもの2つに○を付けなさい。

 

( )1. 1ヶ月ごとの点検と保守整備では、潤滑油こし器エレメントの交換及び掃除を行えば、潤滑油の汚れ、劣化、アルカリ価などの点検は必要でない。

( )2. 6ヶ月ごとの点検と保守整備では、燃料弁の調圧と噴霧点検を行うが、吸排気弁の解放点検は必要でない。

( )3. 1ヶ年ごとの点検と保守整備では、シリンダヘッドの燃焼室のカーボン落としと清掃はするがピストンを抜き出して清掃点検は必要ではない。

( )4. 排気タービン過給機で、ころがり軸受け(ボールベアリング)方式のものは、軸受けの耐用時間から整備時期を決めるのが適当である。

 

 

 

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