(4)防振据え付けの実施例と効果
防振据え付け実施例を5・16図に,その効果を5・17図, 5018図に示すが,定常運転状態での機関各部の振幅値は,いずれの位置においても低く抑えられている。また,防振ゴムの上下で比較すると下側では振幅値が最大でも0.009 mmと大幅に減少している。
防振系の防振性能を確認する為,防振ゴムの上下位置で過速度を計測した結果では,体感振動に影響する100 Hz以下の振動数域でも,音響域(物体から音が発生する様な振動)である16 kHzまでの振動数域に於いても,20〜40 dbの低下が見られ,振動,騒音共に非常に低いレベルに下がっている。