(3) ハード別売上状況
97年上半期の売上ランキング第1位に輝いたのはプレイステーション用ソフト「ファイナルファンタジー?Z」。発売本数は318万9,408本と96年の年間発売本数1位に輝いた「鉄拳2」の記録、107万9,585本を軽く抜き去り、半年でその約3倍の数を販売してしまった。トップ100タイトルの内58本がプレイステーション用ソフト、24本がセガサターン用ソフト、さらに97年上半期に発売されたソフト540タイトル中255タイトルがプレイステーション用ソフトとなっている。またプレイステーション本体自体も半年で売上台数224万6839台を記録し、他のハードに差をつけている。このように現時点ではプレイステーションが次世代ゲーム機競争のなかで一歩前に出ているようだ。
図表1-9には入っていないが、97年8月4日から8月17日までの週間売上ランキングではプレイステーション用ソフト「ダービースタリオン」が3週連続1位で登場している。前作のスーパーファミコン用ソフト「ダービースタリオン96」の大ヒットに続き、今回も大ヒット作品となった。