1.2.2 本年度事業の高度化の方向性
(1) 競艇体感型シミュレーションモデルシステム
本年度の「競艇体感型シミュレーションモデルシステム」はスピード感、スリル、迫力等、競艇のもつ魅力を参加者に体感してもらうゲームである。
従って、新規ファン獲得または競艇への興味・関心を強めることが可能となるのは、ゲーム自体を楽しみ、また体感によるスリル、刺激を求める層が中心と考えられる。
第2章で示唆したように、本年度の推進事業に加え、「レースの勝敗予想(及び投票)」という要素を盛り込むことによって、物的見返りを追求するゲームファンへのアピールが期待できる。具体的には
● ギャンブル性を持った思考・推理型ゲームの併設(“賭ける”要素の追加)
● 既存の競艇メダルゲームを更に高度化
することなどが効果的であろう。
(2) Web投票(インターネット技術を用いた在宅投票)
Web投票、及び将来のインターネット投票に対して、「インターネットをレジャー目的でかつ積極的に活用しているユーザー」を中心に、全体の約20%が利用意向を示している(第3章参照)。
インターネット技術を利用した在宅投票であるWeb投票は、将来のインターネット投票へ向けた第一歩と位置づけられる。従って、本来インターネットによる投票が目指す「いつでも(インターネット環境があれば)誰でも(会員制度なしに)投票が可能」へ向けて、来年度以降さらに仕組みを高度化することが重要である。
特に、将来の非会員制を視野に入れると、
●認証技術
●決済技術(電子マネー等)
等の動向には細心の留意が必要である。