(3) 競艇への参加意向の変化
競艇体感型シミュレーションモデルシステム体験によって、競艇への参加意向の程度に変化があったかについて聴取した。その結果は下記の2点に要約することができる。
?@ 体験後の投票意向の変化に影響を与えるのは、「体感ゲームの要因」の他に、「競艇の要因」がある。すなわち、競艇に対するネガティブなイメージの存在を払拭するような施策により、参加が促進される可能性はある。
今回の調査でも、中央競馬、地方競馬およびオートの経験者で、競艇への興味は「少し」あり、「やってみよう」と思っている対象者(女性)が『若いお客さんがいれば』競艇に参加する意向を示している。
・「遊びに行きたいが、JRAと違いあまり若い人がいないイメージがありなかなか行けない」
?A競艇に多少興味のある体感追求レジャー派に対して、ゲーム観戦体験は競艇参加意向の促進効果がみられた。
この対象者に対しては、(「あくまで受身」という姿勢であるが)、ゲーム観戦体験は投票意向の促進に効果があった。
・「乗ったからというより、観ていてやりたくなった。指南をしてくれる人がいたら、背景などを教えてもらいながら1回はやりたい。」