1.5 調査分析の視点
調査目的である「競艇への興味、イメージ、知識の変化に対する影響要因の関係及び構造の解明」と「若年層を中心とした新規ファン獲得のための、更なる取組みの展開への示唆」に関して、グループインタビューの結果を記述する。
1.5.1 競艇への興味、イメージ、知識の変化に対する影響要因の関係及び構造の解明
(1)競艇に対する知識の変化
競艇体感型シミュレーションモデルシステムを実際に体験することで、モニタの「競艇の知識が増えたか」、「認識を新たにした点があったか」等競艇の知識変化を聴取したところ、全体的に「座り方」や「ハンドル形状」など、直接触れた部分での知識に止る傾向をみせた。
しかし公営競技経験者層では、競艇独特の「スタート方法(位置)」といった他競技との違いを認識するなど、公営競技未経験者層に比べ競艇に関する知識が得られている。
(2)競艇に対する興味関心・イメージの変化
競艇に対する興味関心・イメージの変化は、特に「公営競技未経験者層」の中で以前から競艇に対して少し興味を持っていたモニタで体験後関心を強める傾向をみせている。しかし公営競技未経験者層全体では、「乗る(ゲームをする)」ことと「投票する(競艇に参加する)」ことは全く異なる行為として明確に区別されている。
(3)競艇への参加意向の変化
競艇体感型シミュレーションモデルシステムの体験で競艇の参加意向が変化したかを確認したところ、試乗することで競艇の参加意向を強めたモニタはみられなかった。しかし、競艇体感型シミュレーションモデルシステムを観戦することで、参加意向を強めた体感追求レジャー派の女性もみられた。