3章 消費者におけるマルチメディア型観光情報のニーズ分析
1 調査の範囲と方法
(1)調査の範囲
マルチメディア型観光情報に対する消費者ニーズ調査は、次の3つの視点から調査を行った。
?一般消費者のニーズ調査
?マルチメディアユーザーのニーズ調査
?旅行エージェントのニーズ調査
ここでいう一般消費者とは、「インターネット、パソコン通信を利用していない」または「マルチメディア機器をほとんど利用していない」人たちを指している。
これらの人たちがインターネットに代表される、いわゆるマルチメディア型観光情報に対して、どのような概念ないしは先入観を持っているのかを、調査分析し、既にマルチメディアによって観光情報を収集している人たち(=マルチメディアユーザー)の意識との差異を検証することにより、一般消費者にとってのマルチメディア型観光情報のイメージや具体的なメリットを探った。
また旅行エージェントの客観的な視点も加えることでマルチメディア型観光情報への消費者ニーズをより具体的にとらえようと試みた。
(2)調査の内容
調査内容は付属資料を参照。
(3)調査方法
回答対象者に対して、調査票のアンケート項目への記入を依頼し、回収した結果を集計・分析した。
調査の対象は一般消費者100名、マルチメディアユーザー50名、旅行エージェント(主にカウンター業務担当者)75名であった。