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<北海道地区国際観光テーマ地区事前検討調査の概要>

 

●この北海道地区外客来訪促進計画(国際観光テーマ地区整備計画)の、事前調査となる『国際観光テーマ地区事前検討調査』(たくぎん総合研究所)による七飯町を含む道南を中心とする地域に関連する国際観光テーマルートの概要は以下のとおりである。

 

1)テーマ

ザ・ファンタスティック・ノース

●道央・道南地区は東アジア“最北の快適観光圏”ファンタスティックな北海道の国際的に通用する観光リゾート要素をすべて備え、北海道観光の国際化を牽引することが期待されている地区である。

●また、新千歳空港から1〜2時間圏のなかに多くのリゾート要素を有し、合理的なツアー商品の開発、提供が行えるという利点がある。一方、南の入口函館空港は東京、大阪、福岡などと道外7路線を有し、本州とのブリッジ観光を設定できるうえ、新幹線の延長後は本州からの鉄道アクセスが容易になり、将来はジャパンレールパス利用者が増えるものと見込まれる。

 

2)ルート

ノーザン・ファンタスティックルート

●本ルートは、道南の拠点都市であり全国的にも著名な観光都市函館からリゾート地である大沼国定公園、国内有数の温泉地を抱える支笏洞爺国立公園、国際的リゾート地のルスツ・ニセコ・キロロおよび観光都市札幌・小樽を経て北の国際的ゲートウェイ新千歳空港を結ぶ、3〜5泊が適当な通年の周遊・リゾート圏域である。

●“ノーザン・ファンタスティックルート”は北海道観光の国際的特性をほとんど満たしている。道東・中部地区と比べてやや野生味に欠けるとはいえ、エコツアーやアウトドアライフの適地に事欠かない。ニセコ周辺や支笏湖周辺はプロのインストラクターが活躍するアウトドアライフの先進地でもある。

●“ノーザン・ファンタスティックルート”の最大の魅力は、温泉保養から避暑、食・文化体験、観光・ショッピング、スキーやゴルフ、テニスなどのスポーツまで、一般の旅行者が好む観光リゾート要素を高い質で保持していることである。

 

 

 

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