3.実践的事頂
(1) 施設・サービスの管理体制
・オートビレッジにおいては、普段、自然との接触が少ない利用者も、安心して活動できるように、原則的に24時間管理者が常駐することが必要である。
・医療サービス、カーメンテナンス等のサービス(有償)については、近隣の医療機関、JAF(日本自動車連盟)等関係機関との連携を強化し、24時間の対応を可能とする。
・施設・サービス管理を機能的に行うため、オートビレッジ間、あるいは、補完的施設群に位置付けられるオートキャンプ場との間での最低限のサービス・管理水準の統一を図るため、共通マニュアルを作成する。
・マニュアル化が考えられる項目は、次のようなものがあげられる。
? 施設管理
・ 施設の定期点検(施設の更新の基準、施設破損の際の復旧等)
・ 衛生面での管理(日常の清掃指針、衛生設備の定期的消毒、汚水処理施設の点検等)
・安全管理(悪天候時の運用限界等)
? サービス管理
・受付手順、カウンター等における接遇。
・利用者に対するキャンプ用品の説明方法、自然のガイド方法等。
特に近年オートキャンプはブームといえる状況であり、キャンプのやり方や、キャンプ用品の使用方法をあまり理解していない初心者キャンパーも多いため、キャンパーに対し、適切なアドバイスができるようにしておくことも大切である。
・ケビン、ファミリーロッジ等の施設内清掃、整理手順
・利用者間のトラブル発生時の対応方法
・安全管理(防災体制、日常のパトロール業務、救急処置方法、事故発生時の救急医療体制等)
・アルバイト・パート用の接遇マニュアル
