2. オートビレッジネットワーク計画
(1)オートビレッジのネットワーク段階整備
・車を最大限活用することが前提とされるオートビレッジは、単独で整備されるのではなく、量的変化が質的変化を生むという言葉のように、ビレッジが多数整備されネットワーク化されれば、一気に機能性が高まるものと考えられる。この場合のネットワークの意味は、全国レベルでのネットワーク、地方ブロックレベルでのネットワーク、県レベルでの域内ネットワーク、オートビレッジ周辺でのネットワーク等、様々なレベルが想定される。もちろん、これらのネットワークが一時期に短期間で実現されるわけではなく、優先順位の高い部分から段階を追って整備を図る必要があるだろう。
(ア)ネットワークの段階整備
・オートビレッジ構想を全国的に展開していくに当たっては、第四次全国総合開発計画において多極分散型国土を形成するための基本的戦略としている交流ネットワーク構想の考えに則し、以下のとおり段階的に整備を進めることが望ましいものと考えられる(表?-2)。