?. オートビレッジネットワーク計画
1. オートビレッジの整備方針
(ア)オートビレッジ整備の目的
・「豊かさを実感できる社会」の構築。
・都市生活者を中心とする自然志向や、ゆったりとした生物時間との適合、Do it yourselfの実践などの願望の社会的高まりに答える。
・近年の滞在型およびリゾート生活の場の整備の要望に対する、これまでのリゾート整備に見られがちな高級感の強い非日常的空間ではない、新たな方策による「第二日常生活空間」の創出。
*「第二日常生活空間」
自由時間の増大にともない、これまでのように仕事や学校教育を中心とした生活のみを日常生活と呼ぶのではなく、自由時間活動を中心とした生活にも同様の重みを置こうとしたもの。「第二日常生活空間」は、そこにおける生活が、「日常」生活の一部と感じられるよう経済的・空間的にアクセスが容易であることが必要である。
なお、「異日常性」という言葉があるが、これはそこにおける活動内容に注目し、「異なった環境の中で普段の生活を行う」空間と規定され、経済的・空間的アクセサビリティは考慮されていない。
資料;オートビレッジ整備マニュアル
(イ)オートビレッジ整備の基本方針
オートビレッジは、週末の気軽な利用および長期の滞在が容易に可能な、日常生活の一部として多様な余暇生活を楽しめる空間(第二日常生活空間)を提供するものである。
オートビレッジの基本方針は以下のとおりである。
?余暇を快適に過ごすための日常生活(住)空間であること
?気楽に年何回も訪問、滞在できること
?充実した時間を過ごすことで豊かさを感じられるよう、人々の多様な価値観に対応した豊富な活動メニューをもっていること
?地域社会にとけ込みかつ地域振興にも資するものであること
?自然環境の保全に配慮したものであること