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?日本海側…………夏は晴天多く、気温も上がる。冬は大陸からの季節風による雪が多い。内陸部は放射冷却現象により、氷点下30℃近くになり、夏は温度が上がる。

?オホーツク海側……年間を通じ、降水量は少なく、雪も多く降らない。日照率の高さは全国でも有数である。2〜3月のオホーツク海は、流氷でとざされる。

・降雪期は10月下旬ころから4月下旬までだが、根雪の期間は11月中旬ころから4月上旬ころまでである。積雪量は日本海側と中央の山地部は多いが、その他の地域はあまり多くない。積雪は2〜3月が最も多く、道内で最も積雪の多いのは倶知安地方で2mに達することがある。

・その他の気候の特徴は、降水量の少ないことで、特に本州の梅雨期にあたる6〜7月は、かえって天気のよい日が多く、梅雨はないといってよい。また、台風の影響が少ないことも大きな特徴で、北海道の特徴的な風物詩となっているポプラなどが、まっすぐに高く伸びているのは、風害の少ないためである。

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