?. 管理運営計画
1. 管理運営のあり方
(1)管理運営の方針
?管理運営は、第3セクターを想定
・整備地区内の施設の管理運営は、農家と農園については原則的には地区内の農家、大己貴神社は従来通り西山部落、その他の施設は一括して後述する第3セクターが行うこととする。なお、補助事業など公共で整備する施設は形式的には町が管理主体でなければならないが、実際の管理運営は町から第3セクターに委託する形式をとることになる。
?接客サービスに配慮
・整備地区内では、観光客やキャンパーに気持ちよく利用してもらうため、とかく公的施設にありがちな接客サービスが悪くならないように気を付ける。また、施設の維持管理などにも充分配慮をする。
?運営のソフト面の充実
・施設の整備だけではなく、施設の利用促進に努める。そのため、各種の情報提供、イベントの開催など、運営のソフト面での充実を図る。
?キャンプマナーの育成
・オートキャンプが快適かつ安心して行え、さらに、より魅力のあるものにするために、初心者キャンパーを中心にキャンプマナーの育成を積極的に行う。各地でオートキャンプ場が整備されている現状では、マナーのよいキャンパーが多く集るキャンプ場という評価を獲得していくことも大切である。
?人材の育成
・これらを実現していくためには、しっかりとした運営体制の整備とともに、接客技術、管理技術、企画力を持った人材が必要であり、そのような人材の育成を図る。
(2)管理運営にあたっての組織・体制づくり
(ア)管理運営組織
・整備地区地区の農園と大己貴神社以外の施設の管理運営組織としては、備中町(直営)、地方公営企業(財団など)、第3セクターの3つの形態が考えられるが、以下に述べる理由で第3セクターが適当と思われる。
・町の直営は、観光を町の他の行政分野と連動させて、町の振興への効果をより高めるということでは有利であるが、経営の結果が担当する職員の待遇に反映されないため、経営努力がとかくおろそかになりがちである。日常的なラインの仕事との兼務になることが多いので、経営に専念できない、職員の移動により運営のノウハウが継承されに