(4)岡山県におけるオートビレッジネットワークの考え方
・オートビレッジネットワークを考えるうえで、高速道路網は重要な要素となる。
岡山県における高速道路網は、県内を横に貫通している中国自動車道、山陽自動車道、南北方向には平成8年度に開通した岡山・米子自動車道、四国と本州の掛け橋である瀬戸中央自動車道と高速道路網が発達している県である。このように、岡山県は関西地方、中国地方、九州との結節点であり、さらには四国地方からの玄関口であるので、東西南北の軸となる各高速道路のI・Cからのアクセス条件のよい地域をネットワークの拠点としていくことが考えられる。
・観光資源の面から考えると、瀬戸内海沿岸と吉備高原、中国山地といった高原
・山岳地域のいずれもが、オートビレッジの整備対象として魅力のある地域であることから、各地域にバランスよく整備し、つりあいのとれたネットワークの形成をしていくことが望ましい。
・既存のキャンプ場の立地状況からみると、瀬戸内海沿岸と県西北地域がやや手薄である。
・高速道路のI・Cからのアクセス条件がよく、地域的配置のバランスからみて、後述する計画地区である備中町は、県西北地域のオートビレッジのネットワーク拠点としてふさわしい地域と云えよう。