(2)オートビレッジ域内のネットワーク(第1段階の導入として)
オートビレッジは「第二生活空間」として位置づけられるものであるため、立地地域との有機的なつながりが特に大切である。周辺地域とのネットワークとしては主に次のような意味を持つであろう。
・多様なレクリエーションメニューを用意するためのネットワーク
・「日常生活」を維持するための都市的機能の提供を図るためのネットワーク
・地域のコミュニティとの融和を図るためのネットワーク
(3)オートビレッジと周辺地域とのネットワーク
オートビレッジの最も基本的なネットワークとして、県レベルの地域的広がりの中で、空間的に適切に配置され、利用者の行動の利便性が図られるものであることが重要である。この点、オートビレッジは、地方中核都市クラスの都市から気軽に何度も行けることを勘案すれば、同一県内に少なくとも5箇所程度の整備が必要であると考えられる。
さらに、小規模なキャンプ場などが間を補完する形で整備が進めば、ネットワークはより強固なものとなり、利便性も向上するであろう。