(3)オートビレッジの整備水準および内容
オートビレッジの整備水準は、以下のとおりである。
?1地域あたりの整備面積は、1市町村程度とする。
?同一県内に少なくとも5か所程度のオートビレッジを設置する。
オートビレッジを構成する施設は、以下のとおりである。
?中核的施設群
?補完的施設群
?支援施設群
(解説)
?中核的施設群(家族キャンプ村)
中核的施設群は良好に管理された自然環境の中に、宿泊施設、レクリエーション施設等を配置するものである。宿泊施設はオートキャンプを基本とするものであるが、人々の多様なニーズに対応することを前提とし、これまでのオートキャンプの形態にはこだわらないものとする。レクリエーション施設については、時間消費型のものを中心として、人々自らが自発的に豊かさを実感することができるものとする。
?補完的施設群
補完的施設群は、オートビレッジ全体の機能を補完するものであり、いわばピーク時の予備施設的な役割(ピーク時に中核的施設群では収容できない分を収容する等)を果たしていくものである。このため、整備される機能としては、宿泊機能が中心となる。
?支援施設群
支援施設群は、オートビレッジ滞在者が、宿泊施設を基地として気軽に行動できる範囲に、様々な余暇活動を楽しむための観光レクリエーション施設、都市的施設、良好な自然環境などが配置されるものである。つまり、中核的施設群でもある程度提供が図られる機能に、さらにバリエーションを持たしたものとして位置づけられるわけである。