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たがるルート設定となること(前記3(3)参照)。

・ 「人にやさしく環境にやさしい」観光の推進のためには、地域が連携しての一体的取組みが必要であること(前記3(4)参照)。

・ キャンペーンに当たって、地域の魅力をトータルでPRした方が誘客効果が高いこと。また、各県の広報財源をまとめれば、種々のメディアを活用した統一キャンペーンが可能となる一方、1県当たりの負担が軽減されるメリットがあること。

?地方主体型

開催に当たっては、次の理由から地方主体型で行うことが望ましい。

・ 地域の実情に即した運動の展開を図るには、地域を熟知した方々がイニシアティブをとり、その創意工夫を最大限に生かした運動内容とすべきこと。

・「住んで良し、訪ねて良し」の観光地づくりの観点からは、地域住民がまず地元の観光資源を発掘し、その良さを認識し、訪れた方々との交流の中で、その地域の独自のすばらしさをPRしていくべきこと(前記3(5)参照)。

・地域の方々が主体となって、イベント等の企画、準備等の共同行動をとることによって運動への参画意調とが高まり、連帯感が醸成され、その後の観光振興に向けた活動強化が図れること。

?イベント連携・実体験重視型

開催に当たっては、次の理由からイベント連携・実体験重視型で行うことが望ましい。

・ 地域のイベント(地域おこしリーダー、女将、地元主要駅の駅長、博物館長等によるシンポジウム、お祭り等の地域伝統芸能発表会、テーマルート沿いのエクスカーション等)との連携を強化し、第一線からの意見・提案や実体験を踏まえたうえで、議論した方が、実情に即した適切妥当な結論を導きやすいこと。また、これにより魅力ある旅行商品の企画や効果的なキャンペーンの検討材料を得やすいこと。

・ イベントとの連携により、地方会議への世論の注目度が高まり、全国に向けての情報発信効果が高まること。

以上の考え方に沿った地方会議の開催イメージは、次のとおりであるが、各地域の実情に応じ、サテライト会場でのテーマ設定やイベント内容等を含め、開催効果を高めるよう適宜工夫していくものとする。

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こうした「観光立県推進運動」の新しい展開方針を受けて、今後は地方会議の名称を、「広域連携観光振興会議」(The Conference for Tourisln Promotion by Wide-Area Co-operation in the 21st Century:WAC21―わくわく新鮮なときめきを創出する21世紀の旅づくりのために―)とする。

 

 

 

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