1-4 自然の目から
メンバー:北村美世子,川崎佳代子,松永史子,服部千代,谷村啓吉,竹腰裕紀,上村浩,泉よし江,中野卓治,吉田司,安田祥子
アドバイザー:籠谷泰行
(1)街道沿いに西へ向かう
私たち自然環境班は、柏原の自然、主に緑を探索しに、生憎の小雨の中、婦人会館を出て西へ向かった。
(2)日枝神社の大きな切り株
「柏原の林といったら、まずここ。」ということで、日枝神社の中へ。木々の量のボリュームはないが、イチョウ・スギ・ヒノキ等のそれぞれの木は大きく成長している。足下には多くの銀杏が落ちていた。右手に樹径1.5mもありそうな切り株があった。メンバーの記憶には無いようだったが、切り株自体はさほど古くない。遠くない昔、ここにはさぞ大きな木があったのだろう。
(3)「アブラハヤ」「サワガニ」がすむ水
昔このあたりの水路の水量はもっと豊富だったそうだ。特に仲井川と市場川に挟まれたあたりは、河を両端としたすり鉢上に凹んだ地形から、特に豊富だったらしい。しかし近年融雪の設備を整えたあたりから、その量は減ってしまった。水がすっかり枯れている箇所も多く見かけた。
街道沿いの水路を覗く。深みがあるところでは小魚が泳いでいた。当地の呼び名で「アブラハヤ」。浅瀬にはサワガニがいる。家庭排水がこの水路には流れ込んでいるそうだが、水はきれいなようだ。湧水が未だ出ているところは、特にきれいなようだ。
(4)左右に見える屋敷林
街道を西に向かって歩き、低層の住宅の屋根越しに、そして空き地の奥には、多くの屋敷林(の跡)が見られる。時代を重ね大きく育った木々は、現在では林と化してきている。この屋敷林は、西柏原の特徴だそうだ。
旧銀行の空家の前の水路には、誰が植えたか植わっていたか、ショウブ(花菖蒲?)があった。昔、このあたりは「ショウブバラ」といったらしい。なかなか趣のある景観であった。