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地元では墳丘の存在はかなり以前から知られていたものの、長い間、これが古墳時代の墳墓(古墳)との認識には至っていなかった。1983年、待ち教育委員会でこの丘陵の踏査を行ない、1985年に小森山支群第61号墳(前方後円墳、全長25.5m)の発掘を学術調査として行なった。その結果、2基の埋葬主体部より鉄製大刀などの副葬品が確認され、その構造や墳丘出土の土師器などにより、第61号墳は古墳時代の墳墓(古墳)であることの確証を得た。

その後も発掘調査は続けられ、これまでに3支群12基の調査が行なわれた。そして、底部穿孔土器、銅鏡、剣、靫などが発見されている。

 

 

 

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