1-2 気 象
川西町が属する米沢盆地は、東に連なる奥羽山脈と、西に連なる飯豊・朝日の両山地に挟まれて、地勢としては内陸的な様相を呈している。しかし、気候的には本町を含む奥羽山脈から西は日本海岸気候区に属し、年間を通じた気象の特徴として、冬季の降雪があげられる。
気温は盆地であるため夏季はやや高温になるが、冬季は寒冷となり、全体としては冷涼な土地柄といえる。1996年の平均気温は10.2℃、最高気温の極値は34.4℃、最低気温の極値は-12.0℃となっている。降水量は冬季に多く夏季は比較的少ないが、1996年の降水量は1,570.5mmで、年間としては平均的といえる。1996年の降雪量は653.Ocm、最高積雪深は135.0cmだが、山間部は2mを越えるのが普通である。
1-3 交 通
鉄道はJR米坂線が町内を縦貫しており、米坂線は奥羽本線の米沢、羽越本線の坂町と結ばれている。奥羽本線は福島から山形まで、山形新幹線が乗り入れている。
主要都市からの鉄道を利用した本町への到達時間は、東京から新幹線利用で約2時間30分、山形から在来線快速利用で1時間強、福島から在来線利用で約1時間15分、仙台から仙山線快速利用で2時間強、新潟からでも急行利用で約2時間30分と、利便性は比較的高いといえる。
道路は米沢と寒河江方面を結ぶ国道287号が米坂線に平行して縦貫しており,県道等が各方面に延びているため、自動車利用にも不便はない。特に、福島県会津地方と結ぶ国道121号の県境越えとなる大峠がトンネルになってからは、この方面からのアクセスが格段に向上し、経済流通面だけでなく、観光的なつながりにも好影響をもたらすと思われる。
主要都市からの本町への道路距離と所要時間は、東京から東北道経由で約340km 5時間30分、山形から約46 km 1時間10分、福島から約59km 1時間30分、仙台から山形道経由で約106km2時間、会津若松から約77km 1時間40分、新潟から約3時間となっている(いずれも起点は県庁、市役所等)。
川西町の最寄り駅(羽前小松)から対象地域までの距離は約2.5kmである。
1-4 人 口
川西町の総人口は、平成9年12月末現在20,645人で、平成2年の21,548人と比べる