4.講師のコメント
●サポートのここがポイント、ここに気をつけて
講 師
・この講座で伝えたのは、基本的なサポート技術なので、それにこだわることなく、実践ではサポートされる人の望むやり方でしてあげて。
・年齢層の幅広い参加者でしたが、目の不自由な方をサポートの時、皆腕に力が入っていたようだった。脇に傘でもはさんでいるつもりで何回かやるうちに、気軽にできると思う。
・どうしても犬(アイメイト)が注目されてしまうが、目的は目の不自由な人のサポートということを忘れないで。
障害者講師
・サポートする時には、どうしてほしいのかをよく話を聞いてからにしよう。
・目の不自由な人と一緒に歩く時は"エンジョイ・ウォーキング"です。「あと何歩で階段です」とか「次は右に曲がります」ということばかりでは苦痛だと思う。「今日は天気がいいです」とか「新しいお店ができましたよ」というように、会話を楽しみながら歩くといいですね。
・想像以上に、我々視覚障害者は軽やかに歩いていることがわかったと思う。いつもサポートしてあげなくてはとか、親切にしすぎることが必要ない場合もある。サポートの必要がなくて断られた時は「それではお気をつけて」など、次の言葉を用意して声をかけると、気楽にできるのでは。