? ボランタリー基金の創設について
質問に先立ち、ボランタリー基金の構想を次のように説明した。すなわち、日常生活の中で、自動車中心の高いモビリティを享受している個人や企業のうち、地球温暖化問題の重要性とその難しさを認識し、新たな経済的施策の導入に賛意を示す人々から、自主的な寄付金を拠出してもらい、基金を設立して、環境に優しい交通体系の形成に資する諸施策を支援していくことである。
(1)ボランタリー基金の資金の使途
公共交通機関へ乗り換える基金拠出者に対しエコ定期券などの助成を行うことが最も多く58.9%となった。拠出をするなら、そこからの見返りを受ける形がはっきり見えて、かつそのことがCO2抑制にも役立つようなものが好まれるようである。
また、基金拠出者が低公害車購入の際に従来車との差額の一部につき助成を受ける(47.3%)と低公害車普及等の支援をするNGOへの助成(44.4%)がそれに続いている。
(2)ボランタリー基金の創設について
(1) で回答したような内容を使途とするボランタリー基金が創設された場合、ボランタリー基金の創設そのものについてどう思うかを全員に尋ねた。
大いに賛成と賛成をあわせて54.8%と過半数を占める。しかしどちらとも言えないも40%近い。反対と絶対反対はあわせても4.3%でしかない。