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行先ボタン等への点字表示の設置位置は、視覚障害者への意見聴取を基に、ボタンの上部または左側とする。

(2)かご内表示灯

かごの位置を示すかご位置表示灯及び、どちらの戸が開くかを示す戸開表示灯を、両方の出入口上部及び一方のかご操作盤に設ける。

(3)用途銘板

一方のかご操作盤に、エレベーターの用途、定員及び積載荷重を記載した用途銘板を設ける。

(4)かご・乗場戸の防犯窓

かごの戸及び乗場の戸には、外部からかご内利用者が見える窓を設ける。その下端の高さは、車いす使用者も見えるように配慮して床上0.5mとする。

(5)かご室内手摺

かご室のほぼ全周に亘り、上端部の床上高さ0.78m程度の位置に手摺を設ける。設置高さは、車いす使用者の操作性確認結果から設定した。

(6)かご室内鏡

車いす使用者が背後の出入口及びかご内の様子を確認できるように、かご室壁面上部に凸面鏡を設ける。

(7)かご室内手摺

車いすのフットレスト等が、かご室壁に当たってもキズが付き難いようにするため、床上約0.35mより下方に車摺を設ける。壁材をステンレス材等とした場合は壁材で代用できる。

(8)乗場ボタン

かご操作盤と同様に、車いす使用者との共用を考え、車いす使用者でも利用し易い位置に乗場ボタンを設けることにする。即ち、各階1面とし、操作ボタンの中心高さは車いす使用者の操作性確認結果を基に床上0.88m程度とする。

 

以上の概要を表5-3にまとめる。

 

 

 

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