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を越える一方、約7%の「多かった」との回答があった。また、「少なかった」という意見の方々からは、具体的な意見や要望を多数頂いた。年度途中で増刷したものの、熱心にエコドライブ運動を推進して下さっている方々に十分な対応が出来なかったとの反省が一番強い。

第二次調査の解析結果は非常に興味深い。比較的まとまりの良い団体では、多かったという声は非常に少なく、逆にステッカーとリーフレットが少ないという不満が多かった。一方、全国規模の連合組織では、多かったとの不満が見られた。中央で決めたことの末端への周知徹底が難しいことを示す一例といえよう。

初年度としては、概ね満足すべき結果といえるが、反省すべき点は多々ある。配布方法は、年度当初の一回配布ではなしに、数回にわけて、必要に応じて波状的に配布するのが、より効果的ではなかったかというのが大きな反省である。

 

?エコドライブ推進運動の効果について

「大きな効果がある」と「多少の効果はある」を含め8割弱(第一次:77%。第二次79%)の評価を得た。コメント欄では、今後のエコドライブ推進運動を展開していく上で有用な、数々の具体的な意見(3-10及び3-19頁)を頂いた。本年度のエコドライブ推進運動に高い評価を頂いたと理解するとともに、これらの具体的な意見を、来年度以降の運動に活かしていきたい。

 

(2) 今後の展望

今年度のエコドライブ推進運動は「エコドライブ普及推進協議会」を中心とした活動であり、反省すべき点は多々あるものの、成功裏に進捗している。しかしながら、自家用自動車を使用する多くの人々(一般ドライバー)へのエコドライブ推進運動は、必ずしも十分ではなかった。一般ドライバーへの啓発方法については、アンケートのコメント欄でも具体的に指摘されているところである。

これらの反省を踏まえ、来年度は、「エコドライブ普及推進協議会」を中心とした運動を継続推進することはもちろんであるが、一般ドライバーへの啓発に特段の力を注ぐこととしたい。例えば、自動車教習所などとの提携により、自動車運転免許の取得・更新時に「エコドライブの啓発」を実施するなど、より広く一般にエコドライブ運動が浸透していくよう努力したい。

 

 

 

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