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4. 今年度の運動のまとめと今後の展望

 

(1) 今年度の運動のまとめ

平成9年5月8日に発足した「エコドライブ普及推進協議会」を中心としたエコドライブ運動は、反省すべき点は多々あるものの、概ね順調に進展している。同協議会で決定された「エコドライブの行動指針(エコドライブ10のおすすめ)」は今後も息長く運動を続けるための基本となっている。

アンケート調査の集計結果等を基に今年度の運動を以下にとりとめる。

 

?エコドライブ普及広報媒体のデザインについて

ステッカー、リーフレット、ポスターに対して「非常に良い」と「良い」を合わせると、第一次調査では各々54%、47%、50%、第二次調査では各々、51%、60%、52%と過半数の評価を得た。また、「普通」までを含めると三種とも97%の評価を得ている。

意見欄のコメントを見ると、全般については「色彩、デザインともにシンプルで良い」という様な好意的な意見が多かったが、一方では「もう少し目立つ色彩を考えても良いのではないか」という意見も多かった。また、デザイン的には「あの車を見ると、エコドライブだとすぐわかる」という意見と、逆に「何のことかわかりにくい」というコメントもあった。

ステッカーについては、一つのステッカーでトラック、タクシー、自家用車など総てをまかなおうとしたことに起因する意見が出ており、もう少し用途に応じた対応を考えるべきであった。リーフレットについては、第一次調査で「内容はともかく、文字が多すぎる」との意見もあったが、第二次調査では、リーフレットの有効性を指摘する意見が多かった。

デザインについては好意的な反応が多く、初年度にしては成功したと考えて良い。しかしながら、息の長いエコドライブ運動の継続のためには、今回寄せられた意見をさらに検討し、少しでもより良いものを作っていく努力が必要である。

 

?エコドライブ普及広報媒体の配布数について

第一次アンケート調査の結果では、配布数は適当との回答が、三種とも70%

 

 

 

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