前頁は室内の写真でございます。これは右側のところを車両前方から見たものですが、先ほど中扉から写してあったところでございます。ここでは窓の寸法に注目していただきたいと思います。背もたれの高さを基準に、窓下線を下げてございます。すなわち、座った状態でも外が見られる位置でございます。

上の窓と下の窓を横切るデビジョンバーですが、立っている人の目線に来てしまうと景色が見にくいものでございますので、そこもチューニングした結果を採用しました。ここにはバス停下りますのボタンがございます。こういったものも手で届くような範囲を鑑み検討した結果のレイアウトをとっております。

現在は椅子を下ろした状態です。

上の写真をご覧下さい。手動あるいは運転手の席からシートをはね上げることができるようになっております。

これも今日お持ちした車はシート柄など違っていますが、内容的には同じでございます。

下のほうにレールみたいなものがございます。これは車いすを固定する装置でございます。車いすの車輪を後ろのところでカチャッとロックさせる。また、シートベルトみたいなものが見えておりますが、これも車いすに対してのシートベルトです。床にロープフックがついております。そこにアンカーをつけるということです。スイッチを取り付けてございますが、これは「次に下ります」とかシートの操作等ができるボタンをセットしてございます。

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