よく社会実験で言われてる効用の四つというのはですね、 1点目は実社会における問題解決の有効性の検証ができるというのが一つあります。 それともう一つは、 市民などに対する解決策の体験的処置ができるというのが二つ目です。 それともう1点目は問題解決策の修正の機会の提供ができる。 先程言いましたように一度そこで立ち止まって考えられる。 そういった点。 それともう一つはですね、 やはりこういった実験を踏まえた合意形成の場の一つとして活用できる。 社会実験の効用というのはそのような四つのようなことを言われています。 そういった意味で私どもなりにいろいろな実験を繰り返したいと思います。 それともう一つですね、 この交通計画は、 当初からオープンでやっております。
実際傍聴も入ったり、 いわゆるメディアの方も一緒に入っていただきます。 それは、 いわゆる情報の共有であると思います。 どうしても私どももまだまだ行政不信というものがあるのですけれども、 まずは情報を一緒に持とうといったことですべての情報を出しております。 そういった意味で、 非常にフランクな場になっているかなと思っております。 それともう1点は、 行政と市民の間に立つコーディネーターですね。 今回も交通コーディネーターっていうのをお二方お願いしておりますけども、 やはりコーディネータの方が公平な立場で、 ある時は行政も非常に厳しいことを言われますけれども、 そういったことが非常に存在価値がありますし、 また非常に熱意を持って接していただいたので、 この研究会が非常にいい方向に行っているのかなと思います。 また、 いろいろ他にもございますけれども、 一つ言えるのは、 職員自身も意識改革は必要であるし、 何かものに当たって熱意を持ってやるということが重要です。 この実験もですね、 非常に職員のパワーがありました。 そういった意味では職員自身が一つ一つのことに対する意識の沿革が必要だろうというのは非常に感じております。 もう1点は、 この社会実験をですね、 やる際に、 やはり制度や法の壁というものがあります。 私どもとしては、 よくモデル都市というのがあるのですけど、 実験都市というのはたぶん無いと思います。 今日は運輸省の方もいらっしゃいますので、 何か実験をやる際に行政なんで法を逸脱できないという点もあるのですけれども、 1歩だけ足を踏み出して欲しいと思います。 そうしないとなかなかいい取組ができませんし、 一つ前に転がす為にはそういう壁があると非常に感じておりますし、 これからもそういった面は取組む必要性が高いのだと思います。 それともう一つは、 今回感じておりますのは、 私どもなりにはいろいろやってるんですけれども、 市というのが情報提供の手段が欠けていると思います。 先ほど言いました広報程度しかございません。