で、そうなったところで今度自動車に頼りすぎない生活をちょっと考えていただきたい、もっと自転車を使う、それから歩く、これはですね、よく情けは人のためならずと申しますけれども、そういう生活はですね、環境のためばかりではなく、自分の健康にもいいんですね、歩くということ。私達は1分先のスーパーマーケットにも5分かかって車で行くようなのに慣れてきておりますけれども、歩くことは自分のためにもなりますし、いろんな景色を見たり、素晴らしい面がございます。
それから購入時には、環境に優しい車で、ディーゼル車とか一人で乗るのに大型車を毎日通勤に使うようなことは、やっぱり控えるべきではないかと思いますし、経済運転、同じ自動車に乗るにしても環境に優しい乗り方をしていくべきではないかなと思います。
これが最後の2枚ですけれども、最後はですね、ちょっと笑って、笑うに笑えないような漫画、これは京都大学のですね、『タカツキヒロシ』先生という、この環境問題の大家の先生がタカツキ先生ですので、ハイムーン、高い月でハイムーンというペンネームで、非常に可愛い漫画を書かれていらっしゃいますが、そのタカツキ先生の漫画を2枚お見せして私の話を終わらせていただきたいと思います。
これはですね、たった一日で田舎から新鮮な空気と水が届いたよ。便利になったなあ。とマスクをかけながらよろこんでいる親子、私達は、この自動車の排ガスによってですね、空気が汚れた、それからいろんな環境破壊によって水か汚れた、そしたら遠くから、田舎から宅急便でそれを毎日届けてもらえば便利になってよかったね、で、皆さんこれで笑って笑えない、私達は本当にちょっと気が付かないところで一体何が豊かで、何が私達の生活にとって一番大ことなんだろうということを見失っている、こういうようなことをもう一度この自動車問題と今日のシンポジウムを機会にですね考え直して、私達の生活をちょっと見直すような、こんなことをしていないだろうかということを考えていただきたいなと思います。
これが本当に最後でございますが、タカツキ先生が、鈍感の悲劇ということで漫画を書かれました。
カエルをいきなり熱いお湯にいれるとピョンと跳ね上がって逃げます。ところが最初は冷たい水にいれてゆっくり、ゆっくり暖めてやってると逃げもせず、気がついた時にはもうこのお湯の中で死んでいたと、そういう漫画ですが、これを笑えないものがございまして、私達、今の人間が抱えているこの環境悪化はこのような状態じゃないかなあというふうに、ゆっくり、ゆっくり色々環境悪化が進んでそれにあまり鈍感になり過ぎて、気がついた時にはもう私達取り返しがつかないような状態になっているというこのようなことがないように今日お集まりの皆さんには、この自動車と環境問題考えていただきたいなと思います。
これで私の話を終わらせていただきたいと思います。