作業のやり方に問題
『350トンのイカ釣り漁船ですが、先日、アルゼンチン沖でしけて来ましたのでパラアンカーを入れました。その時、52歳の一等航海士が突然張った引き上げロープに足を跳ねられて転倒し、危うく海中転落しそうになりました。』
『イカ釣り漁業は専ら夜間操業ですから、それにしけが加わると特別の注意が必要になります。この事例は典型的な例で、船が一番揺れるフォックスルの先端で、しかも夕暮れで周りも薄暗く、そのうえ、出てゆくロープを足で調節する等不安全状態の中で不安全行動をした最たるものです。』
そこで、
○ 幸いにも海中転落は免れたものの、ハンドレールは十分高くすること。
○ 波の大きさ、方向を十分識別出来る探照灯及び有効な作業灯を設置する。
○ 例え凪といえども、作業用救命衣は必ず着用する。
○ 夜間操業につき、疲労の蓄積に気を配る。