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132日間、楽しさがいっぱい!

 

約50ヘクタールの広大な会場(JR東京駅から新橋駅付近までにほぼ匹敵)には、百数十カ国におよぶ世界の国々が出展する国際館や各種のテーマ館が設置される。各パビリオンでは、各国が英知を結集して、「海」に関する広範にわたる知識や最新技術をアイデア豊かな展示により紹介する。博覧会期間中には参加国の国(ナショナル・デー)も設置され、会場全体において、各国の特色を生かした多様な芸術・文化活動が展開される。日本も7月20日の「海の日」をジャパン・デーとして、日本の伝統文化を披露する。数多くのショーやアトラクションが会場の随所で毎日催され、こうした各種イベントは午後8時で閉館したあとも深夜3時まで行われる。

 

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南国際エリア

リスボン国際博覧会には過去最大の135もの国や機関が参加する。これらの参加国の展示は国際エリアで行われる。国際エリアは南と北に分かれており、日本政府館は南エリアに位置する。

 

海洋知識館

人類はどのようにして海へ漕ぎ出し、潜り、探検し、利用し、そしてやがて海を保護することに目覚めるようになったか。各種展示物と最新技術を駆使し、人類と海との密接な関わりを紹介するパビリオン。

 

海洋館

長さ32メートル、幅22メートルのなかに6000立方メートルの海水が入る巨大な海洋水槽を有する、ヨ一ロッパ最大の水族館。そこには、北大西洋、太平洋、南極海、インド洋の生態が再現される。

 

ポルトガル館

ポルトガル人の発見した海上ルートは、その後人類に大きな貢献をもたらした。このパビリオンでは人類と海のかかわりあいを、時代を超えて取り上げていく。また、ここではセレモニアルプラザを併設し、主催国として行う儀式や各種の式典に利用される。

 

未来館

海の未来が抱えるさまざまな問題を、より深く知るためのパビリオン。現在の状況を分析するとともに、問題解決への方法を探っていく。来場者は科学の最先端に触れ、水中居住区の生活を垣間見ることもできる。

 

ユートピア館

船の骨組みを型どった館内では、壮大なマルチメディアショーにより、海に関する夢、幻想、神話、伝説の世界を楽しむことができる。博覧会終了後は1万5000人収容の多目的ホールとなる。

 

 

 

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