EXPO'98への出展について
リスボン国際博覧会は、1998年5月22日から9月30日までの132日間にわたり、ポルトガル共和国リスボン市において、バスコ・ダ・ガマのインド航路開設500年を記念して「海洋-未来への遺産」をテーマに開催されます。
ご存じのとおり、ポルトガルは我が国にとって初めて出会ったヨーロッパの国であり、1543年にポルトガル人が種子島に漂着して以来、火縄銃のほか、さまざまな西洋文化をもたらすなど、我が国にとって歴史的に非常に関係深い国であります。
また、海洋というテーマは、四方を海に囲まれ、海の恩恵に授かってきた我が国にとって特にかかわりが深いものであります。さらに、海洋国家としてさまざまな技術的・文化的知見を有する日本が、この博覧会に積極的に参加し、これらの知見を世界各国へ紹介することは、日・ポ間、日・EU間の友好親善を深め、経済・文化交流のいっそうの緊密化を図るうえで大きな意義を有すると考えております。
このため、(財)国際観光サービスセンターは、日本館の出展にあたる公式参加機関日本貿易振興会と協力し、その一部出展を担当し、海に対する我が国のさまざまな取り組みやいろいろなメッセージを世界に向けて発信し、併せて本センターの目的である国際交流の促進に寄与していきたいと考えております。
財団法人国際観光サービスセンター(ITCJ)理事長 加藤 書久