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表4.1を見ると、本研究と山元の結果はほぼ一致しており、山元と同等の気候ノイズが算定できたものと推測される。

この構造関数を用いてKoMMeDS-NFとCOADS.MSTGの不規則誤差を調べた。解析の対象とした期間は1890年〜1932年の43年間であり、1901年〜1930年の30年間の平均値を平年値として、平年値からの偏差で解析を行った。解析項目は、海面水温、海面気温、風速、東西風速成分、南北風速成分及び海面気圧であり、それぞれの気候ノイズ算定結果を表4.2〜7に示す。

これらの結果は、2度BOXの算定結果を緯度帯毎に平均したものであり、項目によっては不適切なものもあるが、概ねKoMMeDS-NFの気候ノイズはCOADS.MSTGの気候ノイズに比べ小さい。しかし、中緯度帯においてKoMMeDS-NFの気候ノイズが大きくなっている要素もあるが、これはCOADSのデータが全球にわたって分布しているのに対し、KoMMeDS-NFのデータは日本近海や北太平洋に集中しているためと思われる。

算定された気候ノイズは、海面水温0.3〜0.7℃、気温0.2〜1.0℃、風速0.5〜1.7m/s、東西風速成分0.6〜2.4m/s、南北風速成分0.5〜2.2m/s、海面気圧0.7〜4.7hPaである。10度BOXの平均値等の広域(2度BOXに比べて広域)空間平均データでは、気候ノイズはより小さくなるものと期待できるため、10度BOX平均値について長期変動解析を行うものとする。

 

 

 

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