に暮らしているんだということを初めて認識した」との声も聞かれ、主催者のねらい通りの結果を生むことが出来たと思う。
翌年は前年の実績を見た館山市から全面的な支援を得ることも出来た。私達は今後も自分達の住む街の良さを知ってもらうためにいろいろ企画し、市民の参加はもとより、他の市、県外からも大勢の方がこの館山市を訪問してくれることを願っている。
4. 商店街、街づくりはフリーマーケットで
石川一登志氏(いい街千葉懇話会主宰)の事例発表
12:32〜12:45
一般論として街づくりには莫大な資金が求められるが、現環境下では行政の手の届く範囲も限られ、特に行政、企業からのトップ・ダウンで行う活動は当初はそれなりの効果があるが参加者の意識、活動自体の意識の希薄化は避けられず、街づくり、環境作りの活動はボトムアップが必要であると考えられる。
当初「商店街、街づくりはイベントで」という考えで、毎年春・秋に祭りを仕掛けたが、目に見える効果もなく、喜んで市民が来てくれるにはいかにすべきかを研究しだした。
自分達の街、商店街に来てもらうために、商店街の清掃、公衆電話のビラはがし、イメージアップのため海岸清掃まで実施してみたが、参加する人たちの意識も次第に薄れ、継続性もなくなってくる。
街づくり、商店街を活性化するには行政との一体化も必要であり、行政に強い影響を与えるためには、商店街ぐるみ、街ぐるみの考え方の一本化が必要なものと思われる。
これらの点から現在、主催者の意識の高揚、自ら行う活動に対する信念に燃え、フリーマーケットを行っている。
ここに個人、市民の多くの方が集まってくれれば、商店街の活性化が行われ、環境も変わってくるものと確信している。
コーディネーター・高橋賢治氏のまとめに続き、4人のパネラーは各グループのアドバイザーとして5つのグループに参加。各グループでのテーマは自由であるが「自分達に何が出来るか」を共通命題として、例えば「参加者のモラル」「わが街を知る」「街づくり」等グループで自由に活動計画を話し合ってほしい旨の説明があり、グループ討議が行われた。
5つのグループ検討事項要旨
12:55〜14:05
第1グループ
・ NPO法人の法制化に伴う行政・市民をパートナーとして、法人事業家の実現を目指す。
・行政とパートナーシップを結び、従来の助成型支援から事業委託型に変更していく。
・企業に対しては市民のニーズを的確に伝え、リサイクル推進の支援を得る。
第2グループ
ハッピーなゴミ収集法
・24時間フリータイムのゴミ搬出(場所の確保・近隣住民の理解・監視)
・完全に選別したゴミ分類(住民の完全協力)
・みんなが進んで行うゴミ回収法の導入(リポット5円法の提案)
第3グループ
小さな故郷がある街づくりには。
子供たちに、次代に残せる街づくりが求められている。
・子供がのびのびと遊べる環境整備
・生物とふれあい、自然と緑を残す環境づくり
・知らない人にも笑顔と挨拶
第4グループ
地域を愛する教育と市民参加がポイント。
私達の求めるエコシティーは、リサイクルが求められているが、無関心層の問題、自治