第4分科会
まちづくりと環境
司会 岡野あかね 高橋賢治
コーディネーター 高橋賢治氏
パネラー 伊藤通男氏 (君津市役所経済部ふるさとみどり課勤務)
古橋ひろ子氏(千葉コープ勤務 サポートコーディネーター)
小滝清治氏 (館山商工会議所青年部勤務)
石川一登志氏(いい街ちば懇話会主宰)
記録 小谷恵胡 西村 浩
参加者 48名
12:00〜12:45
コーディネーター 高橋賢治氏
「環境」や「街づくり」は最近特に国民の関心の高いところとなっていますが、この2つのテーマは一体的なものとして捉えられ、また市民が主体となって取り組んでこそ、改善できる問題ではないでしょうか。
この第4分科会では、市民自らが如何に主体的に問題を捉え、これを推進していく為に如何に市民・企業・行政を仲間として巻き込んで、効果を上げているかを、実例を通してパネラーの皆さんにお話しいただきたいと思います。
パネラーの皆さんには、実施されている活動の目的や参加者、仲間(会員)の拡大や、運営資金の問題等具体的事例から、それぞれ活動の問題点や環境への取り組みを実践していく上での勇気・ノウハウを含めてお伺いしたいと思います。
1. 三つ葉つつじで里山保全
伊藤通男氏(君津市役所経済部ふるさとみどり課勤務)の事例発表
12:05〜12:13
君津市は市の2/3を森林で占める緑の街、森の街である。従来、君津市は鉄の街というイメージが強くあるが、これからは森の街への脱皮を図ろうとしている。この恵まれた環境を生かして、三つ葉つつじの街づくりを行っている。具体的には三つ葉つつじの種子を市民に配布し、育て、再度山へ返す運動を行っており、今までにない新しいタイプの里山運動といえる。
この運動は役所主導型の街起こしてはあるが、役所と市民が公平の立場に立ち、企画段階から市民に呼びかけ、市民参加型の街起こしともいえる。この企画段階から市民に参加してもらうことが重要であり、運営の体裁を役所主導から市民主導となるよう心がけている。
現在では君津市民だけでなく、他の街からも多数参加しており、一層この輪を広げていきたい。
〈運動の問題点〉
?@運動の輪の広がりとともに、資金手当ての問題が発生する。基本的には市の財政により賄われているが、約2,000人の市民が参加してくれるようになり、スタッフ経費等今後解決していかねばならない。
?A他県、他市まで広がるネットワークの拡大とともに、ネットワーク維持に努めねばならない。