6月12日、京都市左京区の「国立京都国際会館」において、全国各地から消防長など約1,000人が参加し、第49回全国消防長会総会が盛大に開催された。
総会は、消防庁長官をはじめ京都府知事、京都市長など多数の来賓を迎え、10時00分に始まり、消防物故者の御霊に対して黙祷を捧げた後、開催地の京都市長の歓迎あいさつと小宮会長のあいさつがあり、引き続いて定例表彰(特別功労・消防行政功労・永年勤続功労)が行われ、14,755人の消防職員が栄えある賞に輝いた。
開会式後、第20回全国消防職員意見発表が行われ、全国9支部から選抜された職員10人が職務体験を通しての意見を発表した。
総会は、小笹京都市消防局長を議長に推挙して開始され、会務報告、報告事項の後議案審議へと進み、審議内容に基づく決議を行った。
今回の議案については次の通りである。
1 平成9年度事業計画(案)及び平成9年度歳入歳出予算(案)並びに平成10年度会費割当額算出基準(案)について
2 全国消防長会創立50年記念事業(案)及び予算(案)について
3 消防体制の整備・強化について(中国支部)
4 防災拠点の建設推進について(東近畿支部)
5 消防職員・団員のOBによる大規模災害時の消防活動支援組織結成促進の検討について(近畿支部)
6 第50回総会について
なお、次期、第50回総会は、平成10年6月5日に東京都において開催する予定である。
「理事会・評議員会」開催
(財)全国消防協会
6月11日、京都市において(財)消防協会理事会・評議員会が開催された。
主な議案及び報告事項等として
1 平成8年度事業報告及び収支決算について
2 平成9年度収支予算の補正(案)について
3 平成9年度消防防災体制充実啓発用品配布事業予算(案)について
4 第26回全国消防救助技術大会の開催について
などをはじめ、13項目にわたる議案審議及び報告が行われた。