〜笑顔あふれる躍動都市・養老〜
養老町は、岐阜県の南西部・濃尾平野に位置し、内には急峻な養老山系が連なり、そこから扇状地がひろがり、東には中小河川によってできた海抜0mの平野が開けています。総面積72.10k?u、人口34,600人、約9,000世帯が、豊かな緑と、清らかな水に恵まれ『安全で住みよい快適な町づくり』を推進している町民憲章実践の町です。町の北部を名神高速道路が横断し、東部に大垣インターチェンジから大垣〜桑名を結ぶ国道258号線が通り、伊勢臨海工業地帯と北陸を結ぶ道路も整備され、近鉄養老線とともに、当地への観光流入や物資の交流等陸上交通の要衝となっています。町の歴史は古く、遥か昔、水田耕作を営みながら弥生式土器を使う人々が住んでいました。新天地を求めて大和の国から多芸民が移り住んだといわれ、高い文化を広げました。そして8世紀には元正・聖武両帝の行幸により、養老の滝・孝子伝説が国中に広まり、その後、平治の乱や織田軍による焼失、関ヶ原合戦などの戦乱やたび重なる水害などで郷土は荒廃しましたが、江戸時代に薩摩義士で名高い宝暦治水が行われ、養老は甦りました。
また、養老は観光の町として知られ、県営養老公園内には、日本三名瀑の一つである、滝の水がお酒になったという伝説で有名な『養老の滝』や環境庁から日本百名水の選定を受けた『菊水泉』など、年中変わらぬ水勢の優美さと、神秘的な渓谷が相まって、四季折々の大自然を満喫することができます。また、平成7年には、国際的芸術家・荒川修作さんと詩人・マドリン・ギンズさんの構想による『心のテーマパーク』養老天命反転地も完成し、オープンより1年間で外国人も含めて、40万人の入場者があり国際的な公園として脚光を浴びています。21世紀を間近に控え、この素晴らしい環境を生かした町づくりとして、養老町が平成3年度にスタートした第三次総合計画の『笑顔あふれる躍動都市・養老』をテーマに、豊かな自然と人が共生できる『安全で住みがいが実感できる町』として、さらに躍進を続けます。
養老町消防本部
消防長 澁谷 満